HOME >ハンコ入門 > 印相について
印相について
最近になって印相体についての質問が増えてきたので少し書かせていただこうと思います。
結論から言って、当店は印相というものを信用しておりません。
なぜなら印相の印鑑(開運印鑑)は印相屋さんで作るられるもので、はんこ屋では作っていなかったものです。
最近では、はんこ屋さんの中でも「開運印鑑」を売り物に鞍替えしたところも多くなってきておりますが、はんこで運命が変わるなどというのはありえないことです。
亡くなった当店の先代の口癖です。
「はんこの値段に『鑑定料』『ご祈祷料』を10万、20万上乗せして払って自分の運命を変えようなんて、土台あつかましい話や、だから開運印鑑は絶対売るべからず」
「今日は、大安だから死ぬわけにはいかない」、「今日は仏滅だから、生まれないでおこう」などという人がいるでしょうか、自分が生まれた日が仏滅なのか大安なのかを知っている方がどれだけいるでしょうか?仏滅に生まれた人は一生不幸かというとそうでもないでしょう。
いくら日柄がよいからといって、大雨、大風の日に大工さんが棟上をするわけにはいかないでしょう。天気がよい日が一番良い日だとは思いませんか?
この方角に台所を作ってはダメ、トイレはここでなければダメなどと制約があれば住みにくい家になってしまいます。はんこも同じです、この枠につけなければダメ、ここを曲げなければダメなどと制約があれば不細工な字になってしまいます。
そんなはんこは作りたくありません。
人間は、何か不孝なことがあれば、その原因を自分以外の物に求めてしまうものです。
名前を変えることやはんこを変える事で運命が変わることはありません。
関連項目