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印材(印鑑の材料)について

本象牙
象牙  象牙は印材として最も適したものであり、その材質に粘りがあって、彫刻に適し、ひび割れや虫食いが起こらないといった耐久性にも優れており、光沢や重 量感に優れ、朱肉とのなじみもよく、印影が鮮明。
長く使用してますと飴色になって使うほどに風格が出てきます。ただ、母材が大きいものですから、品質にばらつきが大きいため、一言で象牙といってもピンきりです。「象牙印材の材質ランク説明」参照
 象牙はアフリカ象保護のため1989年にワシントン条約で輸入禁止になりました。但し、日本国内では公的な管理の元販売は許可されております。
現在国内で流通しているのは輸入禁止以前の在庫のものか一時的に解禁された合法的なもので、きちんと政府認定のシールが付いているはずです。
オランダ水牛
牛角(白)  牛角(色)  世界中に分布する陸牛の角を加工したものです。
従来のオランダ水牛と言われていた物です。
白っぽい飴色した美しい印材で美的感覚に優れ、彫刻しやすい品質で、黒水牛と同様乾燥に弱いため、芯持ち材料を使います。
その外観上の美しさから、女性の方の注文が多い印材です。
また、より純白に近いものが高級とされています。印材のランクとして安価なものから
  1. 牛角色物(並) :飴色の部分が少なく黒っぽい模様が多いものを言います。
  2. 牛角色物(上) :飴色の部分が多く茶色の模様が入っています。
  3. 牛角(純白)   :黒や茶色と言った模様が無いものをさします。象牙に次ぐ高級印材です。
黒水牛
黒水牛  水牛の角を加工し、漆黒に染めたものです。比較的安価な割には、粘りがあって丈夫であり、会社実印などの使用頻度の高い印材に適しています。
欠点として、乾燥に弱く、ひび割れなどを起こしやすいので、角の中心部で採った芯持ち材を使用することが望ましいとされています。中心部になるほど組織が緻密で丈夫なわけです。その為芯持ち材料は、一本の角で一本しか採れない貴重品です。
 黒水牛の印材のランクには安価なものから
 1.圧縮材 2.芯持ち並材 3.芯持ち上芯 4.芯持ち上芯染無し があります。
当店では、黒水牛の中でも最高級印材である芯持ち上芯染無し材を使用しております。
  • 芯持ち並材と芯持ち上芯の違いは、芯の大きさの違いです。芯が小さいほうが組織が緻密である為、芯が小さいほど良いとされています。芯持ち材料の中でも芯が小さいものが上芯となります。
  • 芯持ち上芯染無しと言ってもまったく染めていないわけではありません。90%以上が天然の黒のものを少しだけ染めたものを言います。
柘(つげ)
本柘

 ツゲ科の低灌木の木材で国内産(のものを本柘(ホンツゲ)と呼びます。最近ではツゲに良く似たアカネ科の木材がツゲ(アカネ)もしくはシャムツゲと称して出回っております。見た目は本柘とまったく変わりませんが、モロク、手彫りをしてますと所々硬さのばらつきを感じます。

ツゲは植物性の印材として古くから使われてきたもで、見た目にも美しいものですが、象牙や黒水牛に比べ汚れやすく、磨耗や破損の度合いが多いのも確かです。特にシャムつげはモロク薦めできません。永年使用するものや使用頻度の高い重要印には不向きです。

当店では、国内産の薩摩本柘を使用しております。

樹脂印材
樹脂印材  女性の間ではとても人気の高い印材ですが、この印材では印鑑登録ができない都道府県があります。すなわち実印には不向きです。
強度ですが、他の印材に比べて欠けやすいのと劣化しやすいというのが特徴です。 価格面では安価なものが多いです。 お気付きかも知れませんがインターネット上では、他の天然印材に比べて価格差がないと思います。 これはほとんどのお店がこの印材は機械彫りもしくは手仕上げである為です。 印材その物はそれほど安価なものではありません、中には黒水牛より高価なものもあります。
この印材で手彫りをしないのは、印材の耐久性に問題があるのと手彫りの出来るはんこ屋さんがこの印材に価値観を見出していないのだと思います。
 樹脂印材
チタン印材  チタンは、10年程前から印章用として使われるようになった比較的新しい印材です。
現在市販されているチタン印材は、純度99%以上の純チタンが使用され、金属なので欠けることは無いが、強い衝撃を与えると縁の細い部分が変形することがあるとのこと、 磨耗にも強く、火災や水害に対しても錆びることなく燃えてしまうことも無い、印章として一番大事な捺印性であるが、象牙も上回るほど綺麗に捺印できるとメーカーは言っているますが、手彫りができないのが残念です。
最近、手書きの字を彫刻してくれる業者が現れたので、今後期待が寄せられる印材です。仕事でたくさん捺印すような方にお勧めです。
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