京印章は、聖徳太子の時代に中国から伝わりました。京都の印章は、 平安時代に天皇の印(御璽)などの製作からはじまり、江戸時代には 一般に広がり ました。日本最初の印判師は、江戸時代に京都・三条室町に 住んでいたといわれています。
当時の印判師は、苗字帯刀を許されて いました。京都の印章は、印章最盛期の中国・漢の作風を受け継いでいるため、漢印篆(かんいんてん)を主体とした重厚で雅味豊かな作風が多いというのが最大の特徴です。
京都が日本の政治・文化の中心だったその頃より政治の世界に印章が重要 になりつつあり日本全国に印判師が、広がって行きました。 そのことが現在の 印章店の始まりなのです。
現在も、京都は文化・芸術の中心として続いています。ですから、 京印章とは印章の原点とも言うべき流れが京都には残っているのです。 残念ながら現在の社会的条件や商売優先といった考えの中で、この伝統的彫刻を受け継ぐものが 少なくなってきました。山下弘栄堂では、いち早くこのことの重要性を考え、 技術者の育成に努めて参りました。おかげさまで日本全国に京都に 山下弥寿男あり、と平成9年度全国1級技能士全国大会において、日本一である労働大臣賞を頂き、名実ともに認められることになりました。現在技術 の育成のためにいろいろと後進のために考えております。
左記のロゴマークを京都のブランドとして組合とは別に使用できないかと考案中 でございます。印章業の方々もいっしょに京都の伝統技術としての、 価値を見出したいと思います。